活動報告

2022.09.12 会員活動 「1on1ミーティング」を再認識しよう!!

元Googleのピョートル・フェリクス・グジバチ氏の著書『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法(2018)』の中で、この「1on1ミーティング」が紹介されました。当社でも、心理的安全性を高める手段として、人材育成として、強い会社基盤を構築する方策として、数年前から「1on1ミーティング」を取り入れています。

今回は「1on1ミーティング」を再認識いただくため、ご紹介させていただく次第でございます。どうぞお付き合いください。

「1on1ミーティング」とは、リーダーとメンバーが「1対1」で定期的に実施する「人材育成」を軸としたミーティングのことです。あくまでも、メンバーが主役であって、コミュニケーションを中心とした「人材育成マネジメント」の一環であることを忘れてはいけません。

実績や成果に対する「評価面談」のようなイメージではなく、「メンバーのための時間」であって、リーダーは「対話」することから「業務」「目標」「課題」「悩み」を受け止め、メンバーへの承認(適切なアドバイスやアクション)を実行することで「信頼関係」を築き、ゴールへの道筋を一緒に考えていくマネジメント手法、これが「1on1ミーティング」です。

ひと昔前であれば、チームに先立つ「強いリーダー」が的確に指示命令を下す姿が多く見られたことと思います。メンバーは、その指示命令に従い「確実に成果を上げる」ということでビジネスが成功し、結果、会社が存続していくという状態が「普通」であり「自然」でした。リーダーとメンバーとの間には「強固な上下関係」が生じ、実績や成果に対する「評価面談」においても、この上下関係は「普通」に「自然」に機能してしまい、極端に言えば、リーダーの考えを一方的に押し込むような「一方通行」のマネジメントが成されていた訳です。

しかしながら、これはひと昔前のマネジメント手法です。時代は既に変わりました。仮に10人のメンバーを束ねるリーダーであれば、一方的に指示命令を下すのではなく、個々のメンバーとの個々の関係、つまりは、10人分=10パターンのマネジメントが「いままさに求められる」時代になったということなのでしょう。

会社の「原動力」は「個々の社員」であって、「個々の社員の成長」と「会社の成長」とのベクトルをいかに合わせられるか!?
さらには、能動性を高めることで、ピラミッド型の旧来体質からメッシュ型の相互関係体制へ進化させられるか!?

次世代においてリーダーシップを担うため、日々、悩み、考え続けることで様々なハードルを乗り越えていくことが大切ということです。その足掛かりとして、「1on1ミーティング」を再認識し、必要あれば、是非とも、取り入れてはいかがでしょうか。

【執筆担当】
株式会社インソースマーケティングデザイン
代表取締役 大橋 俊昭
https://insource-mkd.co.jp/